痔の手術を手術を受ける前に知っておきたい情報集
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治療費はいくら?

痔が悪化して手術が必要となった場合、いったい費用はどのくらいかかるものなのでしょうか。

これは症状によって異なりますし、また病院やクリニックによっても異なるようです。

自己負担は2~4万円が相場

したがって一概には言えませんが、相場的には手術費は約10万円であるケースが多いようです。大抵の痔の手術は〈健康保険〉が適用されますので、そのうち患者側の自己負担額は2~4万円くらいです。なおレーザー治療や、日帰り手術も保険が適応されるので、ご安心ください。

ただし、手術するにあたり、診察時に診察料がかかります。また、心電図、胸部レントゲン写真、腹部エコーや採血などの術前検査料が、別途約1万円程度かかることを知っておきましょう。ちなみに入院する場合は、このほかにベッド代や食事代、個室の場合は個室使用料などが加算されます。

手術入院保険に加入しているなら、痔の種類によって出ないこともあります。ですが、内痔の場合は、生活習慣病の病気とみなされているため、入院費や手術費用ともに保険が適用できるケースが多いでしょう。

治療法によっては手術とみなされないことも

内痔核にジオン注射を投与して痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる〈注射療法〉や、痔核の根元を特殊な筒状のゴムを使って縛り、痔核へ供給される血液を遮断し、痔核大きさを小さくさせていく〈輪ゴム療法〉は手術とみなされません。

ですから、健康保険は適応されても、簡易生命保険や民間の医療保険はおりないことが多いようです。ほかにも保険が適用されない治療法もあり、場合によっては想像以上に費用がかかってしまうこともあります。まずは医師とよく相談し、費用を見込んだ上で、自分に合った治療や手術の方法を選んでください。

PPHの日帰り手術は約12万円

PPH(Procedure for Prolapse and Hemorrhoids)という、日帰り、もしくは3泊4日程度ですむ手術もあります。これは痛みが少なく、再発の可能性も少ない治療法といわれています。

PPHは特殊な専用器具を用い、肛門管内の痛みを感じる神経がない箇所(歯状線)で処置して痔核の脱出を縮小します。つまり、痛みを感じる神経を傷つけずに痔核を持ち上げ、元の位置に戻す治療法です。これを行なうことにより痔核に注ぐ血管を遮断するので、うっ血していた痔核は次第に小さくなります。だいたい術後4~6週間以内に縮小し、完治するようです。

PPHの手術時間は約15分と、従来の半分程度。早期退院・社会復帰が可能なため、費用も安価です。

PPHは保険適用外のところも多いようですが、PPH手術が行える医療機関として社会保険事務局に届出をし、厚生労働省より受理通知受けていれば、保険がきくようです。仮に〈日帰り手術〉の場合、社会保険や国民保険の3割負担の方で、約12万円になります。

※紹介している内容はあくまで一例です。手術の流れや回復期間などは、病院や医師によって異なります。詳しいことは病院や担当医師に問い合わせてみてください。